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高尿酸血症・痛風

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が正常の範囲を超えて多い状態をいいます。放っておくと尿酸が関節や腎臓などで結晶のかたまりとなって痛風や腎障害を引き起こします。
また、高尿酸血症の患者さんは高血圧症、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病を合併することが多く、心臓病や脳卒中の原因となる動脈硬化が起こりやすいとされています。

痛風とは、尿酸の結晶が関節に沈着して起こる病気です。痛風発作時は、足の親指のつけ根などの関節が赤くはれあがり激しい痛みを伴うのが特徴です。ある日突然起こり、放っておくと1~2週間くらいでおさまりますが、そのままにしていると再発します。痛風発作は足の親指のつけ根以外に、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節などにも起こることがあります。

痛風は、男性(20歳代~50歳代)、比較的几帳面で行動的な人、仕事をバリバリやる人、アルコールをたくさん飲む人、肉食を好む人にかかりやすく、女性や子供には少ない病気です。

高尿酸血症、痛風と診断されたら

下記、3点に気をつけましょう。

食事に気をつけましょう…尿酸のもとであるプリン体を大量に含む、肉類・内臓類・魚介類のとり過ぎは、高尿酸血症、痛風になりやすいことが知られています。

お酒は控えめに…アルコールはどんな種類でも飲みすぎると確実に尿酸値を上げます。これは、アルコールが尿酸の産生を高めたり尿酸の排泄を抑制するためです。お酒の中に含まれるプリン体が原因になることもあります。
尿酸値を上げない1日の飲酒量の目安は、ビール500ml、日本酒180ml(1合)、焼酎25度120ml、ウイスキー60ml(ダブル1杯)、ワイン180ml(1/4本)までと言われています。

ジュース・果物の取り過ぎにも注意…果糖とは、糖の一種で、果という名称がある通り、果実に含まれている糖です。ハチミツや砂糖にも含まれています。その甘さを利用してジュースなど市販のドリンクに用いられたりします。
果糖は、尿酸の産生を促進することにより尿酸値を上昇させることがわかっています。よって、甘いものの取りすぎに注意が必要です。

高尿酸血症、痛風の治療

尿酸値を下げる薬を使用します…食事の調整やアルコール制限などをしても尿酸値が高い人は薬物治療を行います。

薬によって尿酸値が正常に戻りますが、薬を飲むのをやめると、だいたい2週間ほどでもとの高尿酸血症に状態に戻ってしまいます。放置続けると痛風発作が出現するかもしれません。ですから、根気よく薬を飲み続けることが大切です。薬の減量や中止に関しては、医師に相談しましょう。
痛風発作が起こったら、発作を抑える消炎鎮痛剤を飲みます。 発作が起こった部位は、赤く腫れて熱を持ちます。冷やすと痛みが軽減されます。暖めたり、マッサージしたりすると、かえって悪化するので避けましょう。

高尿酸血症、痛風でお悩み・ご相談のある方は
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