福岡県福岡市中央区荒戸1-5-28 アクセス情報

SERVICE

診療内容

肥満外来

当院で行う肥満治療は、健康づくりを目的として実施しています。肥満のある方を対象に、原則的には保険診療の範囲で治療を行いますが、保険診療では改善不十分な場合は自由診療として保険適応外の薬物療法も検討します。美容目的のダイエットではありませんので、ご了承ください。

肥満とは

「肥満」とは、体内の脂肪が過剰に蓄積した状態を指し、医学的には「BMI(Body Mass Index)」を使って評価することが多く、BMI 25以上を肥満と定義されています。BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗で計算します。例えば、体重70kg、身長160cmとすると、BMIは70÷1.6÷1.6=27.34となり、肥満に該当します。

肥満症とは

「肥満症」とは、肥満に起因または関連する健康障害を合併している状態、例えば高血圧や脂質異常症、糖尿病、脂肪肝、心臓疾患、睡眠時無呼吸症候群、関節疾患などといった疾患を合併している状態、と定義されます。また、内臓脂肪の過剰蓄積を認める場合(CT検査での測定で内臓脂肪面積が100cm2以上である場合、またはウエスト周囲長で男性85cm以上、女性90cm以上の場合)も、「肥満症」と定義されます。

メタボリックシンドロームとは

「メタボリックシンドローム」とは、上述した内臓脂肪の蓄積を基盤として、血圧・脂質・血糖値の軽度な異常が重なっている状態と定義されます。心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患のリスクが急増する状態のため、その予防のため重要視されています。

治療

肥満によるリスクを減らすため、早期の対策が重要です。肥満症やメタボリックシンドロームの予防や治療は、肥満を解消すること、つまり減量です。生活習慣の改善が基本となり、食事療法と運動療法を徹底します。合併している疾患の治療も重要となります。BMI 35以上、またはBMI 25以上で合併している疾患があり生活習慣の改善だけでは不十分な場合は、食欲を抑える、脂肪を分解させやすくするなどの作用を有する抗肥満薬療法も検討します(薬の一例、料金や副作用については以下を参照)。必要に応じて、肥満症専門医療機関に紹介いたします。

リベルサス錠3mg 30日分 ¥8,500(税込)
リベルサス錠3mg お試し7日分¥2,000(税込)
リベルサス錠7mg 30日分¥14,500(税込)

(GLP-1受容体作動薬はリベルサス錠の他に注射薬も取り扱っております)

抗肥満薬の副作用

リベルサス錠には、下記のような副作用を認めることがあります。

・悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、便秘、倦怠感

・低血糖、膵炎、腸閉塞

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。
上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師にご相談ください。

未承認機器・医薬品に関する注意事項について

「未承認医薬品等(異なる目的での使用)」

リベルサス錠は、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、当院で行う肥満治療目的での処方は国内では承認されていません。2型糖尿病以外の治療目的で使用する場合は、保険適応外の自由診療となります。

「入手経路等」

国内販売代理店経由です。

「国内の承認医薬品等の有無」

リベルサス錠と同成分(セマグルチド)の注射製剤が、肥満症の治療薬として国内で承認されていますが、肥満症専門医療機関での取り扱いとなりますので当院では施行できません。

「諸外国における安全性等に係る情報」

海外(例:米国、EU等)では肥満症治療薬として承認されていますが、美容・痩身目的での使用は海外でも承認されていないため、長期的または特定の集団における重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

「医薬品副作用被害救済制度について」

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

肥満でお悩み・ご相談のある方は
お気軽にご来院ください。

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